パナソニック、家庭内電力線をネットワーク化するPLCアダプタ
家庭内の分電盤内の配線をネットワークとして使えます♪LANケーブルいらず♪12月9日発売です。
これまで家庭内でのネットワーク構築といえば無線LANの利用もしくはケーブルを1階から2階まで引く必要がありました。しかし、このPLC(Power Line Communications)アダプタを1階の有線ルータに接続し、2階のPCの近くのコンセントにでも子機を接続すれば!あっという間に有線のネットワークが構築できます♪
実効速度は、UDPで最大80Mbps、TCPで最大55Mbpsとのこと。
PCを複数台利用している方はハブを併用する必要がありますが、一般的な家庭ではこれだけでも十分だと思います。
メリット
・有線であるため間に壁があってもロスが少ない(コンクリート作りなど特に)
・無線LANに比べ、設定が容易(自動でペアリング)
デメリット
・ドライヤーや掃除機、調光機能付き蛍光灯(調光しなければ影響はない)などから発生するノイズにより通信速度が10%程度低下
する。
・携帯電話などの充電は信号を吸収するため、速度が低下
※上記の速度低下を防ぐ、ノイズフィルタ機能を備えたPLCタップが2007年3月に発売される予定
さらに、今後の電化製品のネットワーク化に従って、このアダプタを内蔵した製品が登場する可能性があります。コンセントに指すだけですからね。非常に便利です♪
2006/11/14
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4 comments:
海外ではPLCの普及率が高いですが日本では住宅の大きさ、通信品質への要求の高さ、無線LAN機器の普及の高さからあまり知られてませんね。
個人的には通常の電化製品(冷蔵庫・テレビ・電子レンジなど)のように「LANポートの無い」機器での応用使用が普及の鍵だと思います。
ぶっちゃけ、セキュリティ面の不安と電力線へのノイズの影響が職業柄大変気になります。
職場で電源評価をしているとACラインのノイズの多さにたまげますよ。
ノイズフィルタつけてもダメなんでしょうか?確かに研究でACラインからのオシロ見るとノイズすごいですが・・・。販売することを考えると、メーカではある程度見込みアリと思いますが(^^;)
というか、PLC"から"発生する通信ノイズがACラインに流出することが問題です。
PLC側からみれば通信につかう高周波のパルスなのでしょうが、電源ラインにとってみれば単なるノイズ。しかも家庭内ではどのようなループになっているか完全にまちまちなので電源ライン自体が巨大なアンテナになる可能性があり、放射ノイズが危惧される。特にオフィスビルなどの場合はその構造上、一定の方向にノイズが放射され局所的な電波障害が発生する可能性がある。
さらにはPLCを接続していない別のACラインでも誘導ノイズが発生する可能性もある。
このままでは日本の優秀な電力事情に影響をあたえるのでは?という声もあるが、一番の問題はメーカー自身もその可能性について認めていながら見込みで製品を出荷しようということです。
最近のメーカーは(PS3でもそうでしたし、最近発表された東芝のHD DVDでもありましたが)は後から(ファームアップを含む)対策品を出すことを前提とするという、大変みっともない製品を
世に出しており、モノづくりの立場からすると恥ずかしくてしかたがないです。
なるほど。ノイズ怖~。
この製品のノイズフィルタが通信速度を保つためにあるとすると、上記のノイズの低減を考えたものではないようですね。
最近は家電製品が高機能になるに従って、PCと同じような作り方になってるみたいですね。競争が激しい(設計時間不足)のは分かりますが、設計の時点での手抜きがあるんでしょうか。
通信機能を、"機能追加"のためのファームアップに役立ててほしいと思います。
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