2007/12/08

JR東日本・ANAの“強者連合”はなぜ実現したか

JR東日本・ANAの“強者連合”はなぜ実現したか(Business Media 誠)

今週ニュースで見た方もいると思いますが、JR東日本とANAが提携しました。

JR東日本はすでにJALと提携していますが、実質的には提携カード(JALカードSuicaなど)の発行にとどまっていたと思います。もちろんマイルとSuica電子マネーとの交換などはありましたが、提携とは名ばかりだったと言わざるを得ません。さらに、JALは経営の建て直しの一環としてJR東日本株を売却しています。

では今回のANAとの提携を見てみると、「マイル・ポイント制度の連携」・「提携クレジットカードの発行(ANA Suicaカード)」はJALとも同様の施策を行っていますが、「個人・法人向けWebサービスの連携」「旅行サービス会員組織/販売商品の連携」という、営業面での包括的な提携であることがわかります。

また、記事にもありますが、JR東日本のエリアとANAの主要国内線が被らないことが大きなポイント。
関東圏から東北へ行くならJR東日本、関西以西にいくならANAという図式が出来ます。鉄道と航空というライバルの立場にありながら、WIN-WINの良い関係と言えそうです。

今後は、関西以西から首都圏へはANAで、そこから空港の無い場所や関東近辺などへはJR東日本で行くなどという販売商品が登場しそうです。

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